・池袋暴走事故の被告が裁判で無罪を主張した件をデイリー新潮が報じた
・証拠なしの無罪の主張について弁護士が忠告した可能性はあるとの声も
・だが被告はその言葉に耳を傾けなかったのかもしれないと同メディアは伝えた
※略
■弁護士は説得?
「検察側は、1カ月前の点検でブレーキやアクセルの異常は見つからず、ブレーキが踏まれた記録も残っていない、と主張しました。科学的な裏付けのある証拠を提出している可能性があります。この状況で無罪を主張し、『自分はブレーキを踏んだ』と強硬に証言しているのですから、頑固な人としか言いようがありません」(同・加茂弁護士)
加茂弁護士の経験から言って、飯塚被告の弁護士も「裏付ける証拠もないのに無罪を主張すると、裁判所の心証が悪くなる」と忠告した可能性はあるという。
「2人が亡くなり、9人が重軽傷を負った凄惨な事故です。飯塚被告の厳罰処分を求める署名活動が行われ、39万人の署名が集まったとの報道もありました。裁判所も世論の処罰感情が強いことは把握しています。弁護士なら『罪を認めて謝罪し、遺族に反省の意を示すべきです』と説得したとしても不思議ではありません」
飯塚被告は弁護士の助言に耳を傾けなかったのかもしれない。基本的に弁護士は、依頼人の意向を無視したり、明示の意思に反する弁護方針は採用できないからだ。
この結果、飯塚被告と弁護士は初公判で無罪を主張したわけだが、これが判決に悪影響を与える可能性は否定できないという。
■女子高生の自転車に衝突
「自分の過失を認めるどころか、車のせいにしたわけです。被告が本当に反省しており、遺族に対して本心から謝罪しているのか、裁判所が疑問視するのは間違いないでしょう」(同・加茂弁護士)
被告は法廷で、どのようにして真摯な反省の意を示すか──この問題を考える際に、興味深い裁判がある。
飯塚被告と同世代の高齢被告が同じように一審で無罪を主張し、実際に無罪判決が下った。ところが二審の初公判で自ら罪を認めたという極めて珍しいケースだ。
事故の状況からお伝えしよう。18年1月、群馬県前橋市の県道で、無職の川端清勝被告(88)が運転していた乗用車が対向車のミラーに接触した後、反対車線にはみ出した。
川端被告の乗用車は約130メートルを逆走、右斜め前の路側帯を自転車で走行していた高校1年生の女子生徒(当時16歳)と衝突した。女子生徒は間もなく死亡した。
乗用車はブロック塀に衝突し横転、その際、やはり路側帯を自転車で走行していた高校3年生の女子生徒(当時18)にも重傷を負わせた。2人の生徒は高校に通学する途中だった。
■事故前に免許を更新
群馬県警は自動車運転処罰法違反(過失運転致傷)容疑で逮捕したが、その時、川端被告は85歳だった。
川端被告の息子の妻は朝日新聞の取材で事故を知り、被害者に「本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです」と落涙した。
《「これまでに壁や塀、他の車と接触事故は数え切れないほど」。車には傷が絶えず、新年早々にも駐車のため後進していて自宅の塀に衝突した。物忘れや同じ事を繰り返し話すことがあった。「よく行く老人福祉センターへ私が送迎すると言っても、1人で運転してしまって……」。以前、自動車修理工場を営んでおり、運転に自信があったようだという。昨秋の運転免許更新時、認知機能検査で落ちることに期待したが、かなわなかった》(出典・註1)
産経新聞は、家族が何とかして被告の運転を止めさせようと努力を重ねてきたことを伝えた。
《川端容疑者は半年ほど前から運転中に車を車庫などに接触させる物損事故を繰り返していたため家族が運転しないよう諭していた。事故当日も運転しないよう伝え、車の鍵を隠そうとしたが家族の目を盗むようにして出発したという》(出典・註2)
■有罪を求めた家族
《同居する家族が控えるよう強く伝えても隙を見ては運転し、家族が車の鍵を隠すことやタイヤの空気を抜くことまで検討していた最中だった》(出典・註3)
以下ソース先で
■無罪に“ヤジ”
■控訴を求めた遺族
■生まれた改悛の情
■理想の交通裁判
2020年10月10日 12時0分 デイリー新潮
https://news.livedoor.com/article/detail/19034253/
(出典 image.news.livedoor.com)
カテゴリ: 事故
【池袋暴走】飯塚幸三の家族、ネット上でのバッシングに精神的に追い詰められ憔悴しきってた…「逮捕してもらいたかった」 [Stargazer★]
飯塚 幸三(いいづか こうぞう、1931年〈昭和6年〉6月1日 - )は、計量学を専門とする日本の研究者、通商産業省技官。東京大学工学博士。測定器誤差と形状誤差を分離して真円度・円筒度測定ができるマルチステップ法の開発者。15年間委員を務めた国際度量衡委員会では日本人初の副委員長にも就任し、世界計 52キロバイト (6,087 語) - 2020年10月7日 (水) 21:07 |
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/76274
「なぜこんなことになったのか、これからどうしたら良いのか……」
2019年4月下旬、筆者が代表を務めるNPO法人WorldOpenHeartの「加害者家族ホットライン」に、父親が運転していた車が事故を起こし、多数の被害者を出してしまったという家族から電話が入る。
被害者の方々の容態が心配で、車に同乗していた母親も生死にかかわる重傷だという。何日も食事が喉を通らず全く眠れていない。言葉は少なく、憔悴しきっている様子が伝わってきた。
精神的に相当追い詰められている相談者に対し、筆者は精神科に行くよう促し、無事を確認するため何度か電話を入れていた。相談は匿名で、事件の詳細をあれこれ聞くことはしない。相談者が、「池袋暴走事故」の加害者家族だと判明したのはだいぶ後のことだった。
バッシングに苦しむ日々
「正直、逮捕してもらいたかったです……」
家族はそう話す。
被告人が逮捕されなかったのは、旧通産省の官僚だったからだという「上級国民」バッシングが始まった。ネット上では、「死刑にすべき」といった厳しい批判や被告人への罵詈雑言で溢れ、被告人の自宅には嫌がらせの電話や手紙が届くようになった。バッシングは被告人だけにとどまらず、「家族も同罪」「家族も死刑」といった書き込みもあった。
危険なのは塀の中より社会である。家族にとっては、被告人が警察署内に拘束されている方がよほど安全で気が楽なのだ。
ところが、ネット上では加害者の不逮捕に家族も関係した可能性があるという憶測が飛び交っていた。被告人は事故発生直後、「救急車が到着する前」に息子に携帯電話をかけていたと報道された。
しかし、実際、息子が電話を受けたのは事故から55分後だった。この報道によって、被告人が息子に揉み消しや不逮捕を依頼したのではないかという疑惑が生じたようである。
本件を報じるテレビ番組では、「フレンチに遅れる」といった「上級国民」を強調するテロップが使われバッシングは過熱したが、被告人が向かっていたのは、遅れても構わない馴染みのごく普通の小レストランであり、「フレンチ」という表現には違和感があるという。
「医師から運転を止めるように言われていたにもかかわらず運転していた」など、悪質性を裏付ける報道が続いたが、そのような事実はなく、車を擦ったりぶつけたりといった家族が不安になるような問題も起きてはいなかった。
それでも加害者家族は、罪を*ても逮捕されない卑怯な「上級国民」として形成されつつある世論に抗う術はなかった。報道陣は家族のところも来たが、加害者家族の立場で発言しても揚げ足を取られ、さらにバッシングが酷くなるとしか考えられず沈黙を貫くほかなかったのである。
行き場のない処罰感情の犠牲になる家族
「被害者やそのご家族の気持ちを思うと居たたまれない」
本件の加害者家族と話をするにあたって、被害者を気遣う言葉が出なかったことはない。親子を見るたび事故のことが思い出され、胸が詰まる思いだという。
車に同乗していた母親は、ICUに20日間入る大怪我を負った。命はとりとめたものの自らを責め続け、悲嘆にくれる毎日を過ごしている。
母の様子を見るたびに、事故で怪我をされた被害者とその家族も、相当に辛い思いをされていると思い心が苦しくなるという。
「あの事故を忘れた日はありませんし、これからも永遠に忘れることはありません」
加害者家族もまた人生を狂わされ、重い十字架を背負うことになってしまった。家族として、事故を起こした父親に対して怒りが抑えられなくなる瞬間もあるという。
(略)
「上級国民」バッシングは、近年、加速しているように見える格差社会の間で無力感に苛まれている人々の復讐であり、不満の捌け口にもなっている。
しかし、家族も含む加害者側への行き過ぎた制裁は、「被告人はすでに社会的制裁を受けている」という減刑の材料にもなり、厳罰化の主張に対して逆効果を招くことさえあるのだ。
全文はソースで
【池袋暴走】ブレーキランプ、一度も点灯していなかった #飯塚幸三 ★3 [雷★]
元院長が無罪主張 母子死亡の池袋暴走事故―過失運転致死傷・東京地裁
2020年10月08日12時23分
飯塚被告は罪状認否で「アクセルペダルを踏み続けたことはないと記憶している。車に何らかの異常が生じ、暴走した」と過失を否定した。一方、「松永さんとご親族に心からおわびします。最愛のお二人を亡くされた悲しみと心痛を思うと、言葉がございません」と陳謝し、被害者参加した夫拓也さん(34)に向かい、頭を下げた。
検察側は冒頭陳述で「車は2008年に新車で購入して半年に1回点検を受け、昨年3月中旬の点検でブレーキやアクセルペダルの異常は確認されなかった」と主張。同月下旬に被告の息子が運転した際も異常はなかったと述べた。
事故当日もペダルの異常を示す故障記録は残っておらず、後続車の運転手は、事故直前に被告の車が車線変更を繰り返しながら加速し、ブレーキランプは点灯しなかったのを目撃したと指摘した。
弁護側は、事故は制御システムの異常が原因で、過失運転罪は成立しないと主張した。
飯塚被告は黒のスーツ姿で、車椅子で出廷した。拓也さんは検察官の隣で、メモを取りながら時折険しい表情を見せ、ハンカチで涙を拭う場面もあった。
起訴状などによると、飯塚被告は昨年4月19日、東京都豊島区の都道を走行中にブレーキと間違えてアクセルペダルを踏み続け、時速96キロまで加速。赤信号を無視して横断歩道に突っ込み、松永さん母子をはねて死亡させたほか、同乗していた自身の妻を含む計9人に重軽傷を負わせたとされる。
飯塚被告自身も胸骨などを折る重傷を負い、約1カ月間入院した。警視庁は任意で捜査を進め、昨年11月に飯塚被告を書類送検。東京地検が今年2月に在宅起訴した。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020100800168&g=soc
東京・池袋の暴走事故初公判で、検察側は、被告の車は車線変更を繰り返し、アクセルを踏み間違えて時速96キロまで加速させて母子に衝突したと指摘した。「後続車の運転手はブレーキランプを一度も見ていない」とも述べた。
https://this.kiji.is/686754111971722337
【池袋暴走】飯塚幸三の主張「ブレーキを踏んだが効かなかった」→「ブレーキとアクセルを踏み間違えた」→「車に何らかの異常が生じた」
https://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1602151331/
※前スレ
https://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1602160737/