ついに5類に引き下げられた新型コロナウイルス。マスクの着用も個人の判断に委ねられることとなり、街中ではコロナ楽観論が高まっている。
(街の人)
「マスクの制限が4月くらいから緩和されてきましたので、心置きなく遊びに行けるかなと思っています」
「すごいにぎやかでびっくりしています」
「人がいっぱいで…」
一方で、足の痛みを訴えてうずくまる小学4年生の川上くん(9歳・仮名)。
(男の子)「痛い…」
(母親)「どこが痛いの?どんなふうに痛いの?」
(男の子)「なんかよくわからない感じ。力全然入らない…」「すぐ疲れる」
川上くんは去年8月に新型コロナウイルスに感染。後遺症により、外出時は車いす移動を余儀なくされている。厚生労働省の発表では、コロナ後遺症はけん怠感・記憶障害・頭痛・関節痛などの症状が代表的だ。川上くんの場合は全身の痛みとけん怠感が顕著だという。
(川上くんの母親)
「(コロナ療養期間終了後)突然、左の股関節がすごく痛いって言い出して。もう全然歩けないような状況になったんですね。周りの人にも活発で大変ねって言われるぐらい活発な子で、もう今は全く別世界の暮らしですね」
コロナ感染前はインラインスケートが趣味で、学校にも休むことなく通っていたが…。
コロナ後遺症で苦しんでいるのは子どもだけではない。東京都渋谷区にある「ヒラハタクリニック」。これまで約6000人のコロナ後遺症患者を診察してきた。(一部抜粋)
https://www.mbs.jp/news/feature/scoop/article/2023/05/094605.shtml