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https://www.yomiuri.co.jp/world/20221101-OYT1T50216/
(出典 www.yomiuri.co.jp)
10月31日、ブラジルの首都近郊で高速道路を封鎖するボルソナロ大統領の支持者(ロイター)
【サンパウロ=大月美佳、ワシントン=淵上隆悠】10月30日実施のブラジル大統領選決選投票で左派労働者党のルラ・ダシルバ元大統領(77)に僅差で敗れた右派自由党のジャイル・ボルソナロ大統領(67)は、結果判明から1日以上が経過しても敗北を認めていない。ボルソナロ氏は電子投票制度に懐疑的な発言を繰り返しており、政権移行が円滑に進むかどうか不安視されている。
地元紙などによると、同氏の側近は結果を受け入れるように説得している。現職の副大統領は31日、次期副大統領に電話し、ルラ氏の勝利を認めたという。また、米国のバイデン大統領は31日、ルラ氏と電話で会談し、祝意を伝えた。
国内では30日夜、ボルソナロ氏を支持するトラック運転手らが各地で選挙結果に抗議し、幹線道路の封鎖を始めた。ロイター通信によると、道路封鎖はサンパウロ、リオデジャネイロなど26州の少なくとも321か所に上っている。