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2023年11月4日 19時25分
イスラエル軍の攻撃によるパレスチナ自治区ガザでの人道危機で、即時停戦を求める市民らが4日、東京都千代田区のイスラエル大使館付近で抗議の声を上げた。ルポライターの鎌田慧さんや作家の落合恵子さんらが呼びかけ、約1600人(主催者発表)が参加。「虐殺やめろ」と訴え、犠牲者を悼み黙とうした。
大使館前の道を警察が封鎖し、参加者らは約50メートル離れた歩道で抗議した。「即時停戦を」「パレスチナに平和を」などと訴える手製のプラカードを掲げた人の波が、車道の両側を100メートル以上にわたって埋めた。
鎌田さんは「地上攻撃での大虐殺が始まる前に少しでも声を上げよう、一人の子でも救おうという思いで急きょ呼びかけた。ハマスが悪い、イスラエルが悪いではなく、人々を救うために一日も早い休戦を決めてほしい」と訴えた。
呼びかけ人の一人で講談師の神田香織さんは、121カ国が賛成した国連の人道的休戦決議で、日本が棄権したことを嘆いた。「ガザの残虐な光景は、広島の原爆や東京大空襲で奪われた命と重なって見えた。停戦しろと叫ぶべきは日本ではないのか」と批判した。
(略)
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