国立国際医療研究センターの大曲貴夫医師は、都内の感染例で、従来型より感染力が強いとされるオミクロン株の派生型「BA・5」への置き換わりが進んでいるとみられることや、繁華街の人出の増加などが感染再拡大を招いていると指摘。「幅広い世代への3回目のワクチン接種と、高齢者らへの4回目の接種を加速する必要がある」と訴えた。
また、都内の救急搬送困難事例の件数(週平均)は、29日時点で前週から約14件増の85・6件となった。熱中症患者の急増が影響したという。都は、屋外で会話をしない場合や2メートル以上の距離がある場合はマスクを取るよう呼びかけるリーフレットを作成。熱中症の予防啓発にも取り組む。【黒川晋史】
毎日新聞 2022/6/30 19:15(最終更新 6/30 19:15) 489文字
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